沖縄相続センター

2025年明けましておめでとうございます。年初から余り良い話題ではありませんが、昨今の相続相談で度々目に余る例についてお話します。　それは、遺産分割がスムーズに行かない事例です。相続には権利と義務が同時にありますが、残念ながら法律では権利についてはほぼ明確化されていますが、義務については不明確です。それ故一部の相続人は財産分与の権利（平等に財産を分ける）は強く意識していますが、義務（仏壇を継承する等）に関しては、無関心な方ほど、金銭欲が強く分割協議がスムーズに行きません。　分割協議がスムーズに行く家族の場合は、誰が、親の介護や仏壇を継いで行くか等の役割分旦が明確にされており、それが相続人間で認識共有されており、それ故に実家の土地建物は継承する人に分与し、残った預貯金等を他の相続人間で分けると言う大人の対応が暗黙に理解・了解されています！　残念ながら金銭欲の強い人ほど、義務に関しては無関心な方が増えているように感じます。骨肉の争い・裁判沙汰になることも少なくありません。　もっと大きな視野で考えて欲しいものです・・・